麗奈に何も言えなかった
あんな別れが最期になるなんて


あっという間にお葬式も終わり、麗奈が亡くなってから1ヶ月がだった

何も考えられなくて、麗奈がいないことを信じたくなくて

何も出来ない日々が続いた
学校にもいかず家に引きこもっていた
この状況を受け入れることができず涙も何も出ない

そんな俺の姿を見て親や周りの友達もとても心配した

みんなは麗奈のお葬式のとき泣いていたが、俺だけどこか一点を見つめ涙ひとつも見せなかった

しばらくして俺は壊れた

昼間に学校に行かず、夜街に行って悪い集団の奴らと遊ぶ
悪い奴らと戯れて朝家に帰り、またそれの繰り返し

親や友達になんて言われようとも、無視した

なにがしたいのか、何をすればいいのか

ずっとわからないまま無駄な日々を送った
たくさん今のない喧嘩もした
取り返しのつかないことだってたくさんした
今なら犯罪になってしまうようなこともした