学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

雫もこんな大きな声を出すのかと、思わず驚いてしまった。

「私、自分に自信がなかったの。千歳くんと一緒にいると、嫉妬の目を向けられるし」

雫も、嫉妬の目を向けられていたのか…。

雫にそんな辛い思いさせてたんだな、俺。

「そんなの俺もだよ?雫のファンに睨まれてるし」

なんて、少し意地悪なことを言ってしまった。

雫も辛かっただろうけど、俺も男から嫉妬されてたんだと主張したかった。

ほんとにこの子は自覚がないからな…。

しかし、突然に始まった俺を褒めちぎる話に、だんだんと自分の顔があかくなっていくのを自覚する。

「千歳くん?顔、赤いよ」