ヤキモキしている気持ちを隠して、雫に会いに行っているんだから。
なんとなく屋上へと足を向けると、雫と友達が話している声が聞こえてきた。
すると、その友達は俺の姿に気づくとすぐに屋上から立ち去って行った。
「…」
お互い、なんと言うこともなく沈黙が流れる。
「あの…」
「ごめん。俺、雫の気持ちを考えずに教室行って、迷惑だったよな」
俺は、自分のことばかり考えてしまっていた。
そんな俺に、雫も嫌気が差したのだろう。
『別れたい』なんて言われたらどうしようと絶望していると、
「違うの!」
なんとなく屋上へと足を向けると、雫と友達が話している声が聞こえてきた。
すると、その友達は俺の姿に気づくとすぐに屋上から立ち去って行った。
「…」
お互い、なんと言うこともなく沈黙が流れる。
「あの…」
「ごめん。俺、雫の気持ちを考えずに教室行って、迷惑だったよな」
俺は、自分のことばかり考えてしまっていた。
そんな俺に、雫も嫌気が差したのだろう。
『別れたい』なんて言われたらどうしようと絶望していると、
「違うの!」

