学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

『千歳くん、しばらくここには来ないで!』

雫にそう言われたときは、この世の終わりかと思った。

俺にとって雫は、何よりも大切な存在だから…。

雫は分け隔てなくみんなに優しくて、たまに天然なところも可愛い。

本人は自覚がないようだけど、周りの男からもモテている。

俺が雫と話していると、雫のクラスメイトの男たちから鋭い眼差しで睨まれる。

教室に入ろうとしたときも、爽やか系の男に話しかけられていたのを見た。

そんな雫をみて、嫉妬心が爆発しそうになったことも多々あった。

でも、嫌われたくないという思いから必死に押し殺していた。

無自覚ってほんと罪だよな…。