学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

「千歳くん?顔、赤いよ」

「知ってるよ…。雫が可愛いこと言うから!」

そう言って、私の頬に手を置いたかと思ったら、口に柔らかいものが触れる。

それが千歳くんの唇だと分かった瞬間。

「んっ!?」

少し激しめのキスをされる。

包み込むような優しいキスから、大人っぽいキス。

千歳くんの色気に、クラクラしてしまう。

「雫、俺も雫のこと大好き。愛してる」

「千歳くん…。千歳くんモテるから、不安だった」

「…でも、俺は雫が好き。大好き。他の人なんて関係ない。俺たちは俺たちだから、周りがどう思うと知ったことじゃないよ」

「千歳くん…」

私は本当に臆病者だ。

こんなにも、千歳くんは私のことを思ってくれていたのに。

「ごめん、ごめんね千歳くん…」

また涙が溢れだした私を、千歳くんは優しく抱きしめてくれたー。