学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

「千歳くん、しばらくここには来ないで!」

呆気にとられた顔をしている千歳くんの顔を見て我にかえる。

私、いまなんてことを……。

「分かった。ごめん」

傷ついた顔をして去って行く千歳くんを見て罪悪感に苛まれる。

でも、私も苦しかったんだもん。

なんて、言い訳だよね。どうしよう。

「え、喧嘩?」

「雫ちゃん、めっちゃ怒ってたな」

「なんでそっちが拒絶してるの?意味不明だよね」

「何様のつもりなんだろうね」

みんなの声から逃げるように、私は教室を飛び出してしまった。