学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

翠さんの言葉に、俺は反論する。

「みたいじゃなくて、プロポーズです」

「え、え?」

「あらあら、それじゃあ向こうのお家にも挨拶に行かないとね」

「…」

雫は顔を赤らめ1人でオロオロし始めた。

一方で、お義父さんは言葉を失ってしまっている。

その様子を見ていた翠さんが笑い始めた。

……まあ、何はともあれ雫との交際を認めて貰えて良かった。

少しホッとして、表情筋が緩んでしまった。