学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

「ああ、そいつの名前が羽月大獅。…おまえと同じ名字だから引っかかったんだよ。しかも同じイケメンだし、どことなく顔が似てる気がしてな」

うわ、マジか…。

俺、母さんに似てるって言われることの方が多いんだけどな。

まあ、一応父さんの血も入ってるわけだし当たり前か。

どうするべきか…。

でも、嘘はよくないよな。

「あの、すみません。たぶんそいつ、俺の父親です…」

「あ!?やっぱりか…。尚更賛成できないな、あいつの息子と付き合うなんて」

うっ、そうなるよな。

父さん、ほんとろくなことしないんだから…。

「いや、でも俺は父さんとは違います。初恋だって雫なんです!」