学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

あれから数日。なんと、俺は雫の家にお邪魔させてもらうことに。

思ったよりもかなり早い展開に、正直驚いた。

「お兄ちゃん、行動が早いんだよ〜」

「さすがだな、翠さんは…」

どうやらお父様にアポを取ってくれたらしい。

『番犬』と噂のお父様は、どんな方なのだろうか。



「お邪魔します…」

恐る恐る玄関へと足を踏み出す。

すると、足音が近づいてきて翠さんが姿を現した。

「お久しぶりです、翠さん」

「おう。よく来たな、千歳」