学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

父さんは、今も昔も顔はイケメンだ。

それはモテていたと母さんが言っていた。

でも、よく女の子と遊んでいたらしく2人の出会いは最悪だったとか。

「俺は、父さんみたいに誰でもいいわけじゃないから」

「失礼な!俺は花歩を心から愛してるんだぞ!」

「今は、な。学生時代は保健室であんなことや…」

「俺だって、ちゃんと選んでたんだぞ!大きい子が好みだったからな…」

「そんなこと聞いてねぇよ…」

ふと、食卓の空気が寒くなった気がする。

そしてそこには、とても冷たい笑みを浮かべて母さんがいた。

「大きい子、へぇ…」

「か、花歩!ち、違うぞ。俺は別に、お前の巨乳に惹かれたわけじゃ…」

「もう!大獅なんて知らない!」

はあ。また始まったよ。

この2人の喧嘩は、犬も喰わないだろうな。