学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

千歳くんに付いていき2階へ上がると、小さな女の子が千歳くんに抱きついてきた。

「お兄ちゃん!」

「澪!お兄ちゃん、今から用事があるんだけど…」

千歳くんが『お兄ちゃん』と言っているのを見て、キュンとしてしまう。

お兄ちゃん、お兄ちゃん…。

頭の中でエコーが掛かったような感じ。

「澪も一緒がいい!」

「いや、今日は…」

「澪ちゃん、私も一緒に遊んでもいいかな?」

「ちょっと雫?」

「うん、いいよ!一緒に遊んでくれるの?」