「お邪魔します」 「はーい!」 声を掛けると奥の方から声が聞こえた。 そして、とても綺麗な女の人が出てきた。 …千歳くん、お姉ちゃんいたっけ? 「百瀬雫といいます。よろしくお願いします」 「まあ!可愛いらしい子ね。千歳の母の羽月花歩です。こちらこそよろしくね」 あ、笑った顔、千歳くんに似てるなぁ。 …って。 「お母さん!?お姉ちゃんじゃなくて?」 「あらあら。褒めても何も出ないわよ〜?」 両親ともお若いな…。そしてすごい美貌。 この親にして、千歳くんありってことか。