学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

「うん。ありがとう、母さん」

部活から帰ると、いつも美味しいご飯と温かい家族が待ってくれている。

俺は幸せ者だ。

「ところで千歳。彼女はまだか?」

「またその話か…」

父さんは、口を開けばいつもこの話をする。

「もう高校生だろ?せっかくイケメンに生まれたのに、勿体ないなぁ」

「俺は別に、恋愛に興味無いし」

今はバスケに集中していたい。

彼女なんて作っている暇はないのだ。

「残念だな、俺は。その子と一緒に、お前の幼少期のアルバムを見るのを楽しみにしていたのに…」