『分かった。今までいろいろごめん…』
私の言いたかったことが伝わらなかった。
呼び止めたけれど、彼は帰ってしまった。
私も、千歳くんのことが好きって伝えたかったのに…。
「雫、大丈夫?なにかあった?」
「…うん、実はね」
沙月ちゃんに相談すると、
「は?羽月くんヤバ、鈍感すぎでしょ」
「で、でも、そんなところも可愛いし…」
「もう、惚気ないでよ〜!雫を横取りされたみたいで寂しいじゃん」
沙月ちゃんに頭を撫でなでされて、少し不安が和らいだ。
「でも、伝わらないまま終われないでしょ?」
「う、うん」
「よし、行っておいで!」
沙月ちゃんに見送られ、私は屋上へと駆け出した。
千歳くんと、初めて出会った場所へー。
私の言いたかったことが伝わらなかった。
呼び止めたけれど、彼は帰ってしまった。
私も、千歳くんのことが好きって伝えたかったのに…。
「雫、大丈夫?なにかあった?」
「…うん、実はね」
沙月ちゃんに相談すると、
「は?羽月くんヤバ、鈍感すぎでしょ」
「で、でも、そんなところも可愛いし…」
「もう、惚気ないでよ〜!雫を横取りされたみたいで寂しいじゃん」
沙月ちゃんに頭を撫でなでされて、少し不安が和らいだ。
「でも、伝わらないまま終われないでしょ?」
「う、うん」
「よし、行っておいで!」
沙月ちゃんに見送られ、私は屋上へと駆け出した。
千歳くんと、初めて出会った場所へー。

