学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

俺だって、あれは夢であって欲しいと願ってる。

でも、これは紛れもない現実なんだ。

どこをどう間違えてこうなったのだろう。

そもそも、最初からダメだったのかもしれない。

「いや、あれはどう見ても両思いだったのに…」

「そんなわけないだろ。昨日はっきり言われたんだ」

「なんて?」

「カップルのふり辞めたいって」

「…え、それはつまり」

「別れたい」

すると、隼人は頭に手をあてため息をついた。

「千歳、まさかおまえがそこまで鈍感だったとはな…」

「は?」