学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

「え」

頭を殴られたような衝撃に襲われる。

「私、千歳くんこと、もう…」

「分かった。今までいろいろごめん」

「え?」

「今日は付き合ってくれてありがとう。…じゃあ」

「ちょ、待って!」

雫の先の言葉を聞くのが怖い。

俺の恋が終わってしまう。

初恋だった。

雫を人目見て、好きになってしまった。

胸の奥が、締め付けられるように苦しい…。