学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

どんどん急上昇していく。

ん、待って。

ちょっとさすがに怖いかも…。

ここ、地上何メートルなんだろう。

次の瞬間、勢いよく急降下。

とてつもない速さに、私は限界を迎える。

「きゃああああああ!」

「っ!」

思わず、千歳くんの腕をがっしりと掴んでしまった。

それから終わるまで、ずっと千歳くんにしがみついていた。

「雫、平気って言ってたよね?」

「う、うん」

「…まあ、俺的にはラッキーだったけど」

「え?」