学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

「そんなにキスしたいの?」

「ち、違うよ!」

「へぇ」

しまった…。ついガン見してしまった。

私もいつか、あんなふうになれるのかな。

好きな人、か。

ふと千歳くんの顔が浮かぶ。

だから、なんで私、こんなに千歳くんのことばっかり。

ちょうど順番になり、コースターに乗り込む。

「怖い?」

「ううん、大丈夫!」

「そう、残念だな」

「残念?」

聞き返してすぐ、コースターは動き出してしまった。