学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

「え、う、うう…」

情緒が壊れて、変な鳴き声みたいになった。

「可愛い。もう、世界一可愛い。早く本当の彼女になって?」

「え、そ、それは…」

「なんて、冗談だよ。行こう」

あたふたしている私の手を、自然に握ってくる。

「俺たち、カップルだもんな」

少し首を傾げて千歳くんが言う。

カッコイイし、可愛い…。

女の私より、千歳くんのほうが可愛いんですけど!?

イケメンって可能性が無限大だな、なんて思った。