学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

あんなに尋問されて、すごく疲れた。

「でも、気をつけなよ?羽月くんヤバいほどモテるから。あんなカッコイイセリフ言われて、余計に嫉妬する女もいるだろうし」

『俺、雫にベタ惚れだから。雫に手出したら、承知しないよ』

あれには、不覚にもときめいてしまった。

でも、確かにそうだ。

千歳くんことが好きな女子の人数は数知れない。

今まで何人に告白されたことがあるんだろう。

「気をつけるっていっても、何をどう気をつければいいの?」

「うーん、何も無いね」

そんな…。

私の学校生活は終わったも同然だ。

「でも、羽月くんなら大丈夫。守ってくれるよ」

「守る?」

「うん!だって、騎士って感じがするもん。姫と騎士か〜。しっくりくるなぁ」

沙月ちゃんの言っていることはよく分からない。

千歳くんが私を好きっていうのもよく分からない。

ダメだ、分からないことだらけだ…。