学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

再び騒がしくなる教室に、雫が焦り出す。

そんなところも可愛いと思う俺は、おかしいのだろうか。

「ちょ、ちょっと千歳くん!なにもみんなの前で言わなくても…!」

「だって、周りの男たちに牽制したいから」

「そんなことしなくても、誰も私のことなんか眼中にないよ!」

何言ってるんだ、この子は。

こんなに可愛いのに、どうして自覚がないんだ。

ムカついて、ほっぺにキスをする。

驚く雫に、笑みを零して教室へと戻った。