学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

「とりあえず、立ち話もなんですし座ってください」

花歩さんの一声で、私たちはそれぞれ席に着いた。

私の席の横には千歳くんが座っていて、その彼の膝の上には澪ちゃんが座っている。

「今日はわざわざ足を運んでいただいてありがとうございます。貴重な時間をいただいて集まれたことがすごく嬉しいです」

父さんと母さんも今日はありがとうと続ける千歳くんに、お父さんは感心した様子だ。

千歳くんは礼儀作法もしっかりしているからね。

私も見習わないと!

「千歳くんは、やっぱり見た目とは裏腹に誠実な好青年だな。…どっかの誰かさんとは大違いだ」

「見た目とは裏腹にって、俺の顔そんなにダメですか…」

お父さんの言葉に落ち込んでしまった千歳くん。

相変わらず、他者から認識される顔と自分の認識している顔に齟齬がある様子だ。