学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

「まさか翌日には仲直りするなんてびっくりだよ。…俺の入る隙はないってことか」

「これに懲りたら、もう変に関わらないでよね」

沙月ちゃんが中村くんと私の間を取り持とうとしてくれる。

でも、これは私の問題だから。

「高校生の恋愛は、確かに別れることも多いかもしれない。でも、私の両親も高校からの付き合いだから、最終的には本人たち次第だと思うよ」

「ふーん。まあでも、もし別れたら俺も彼氏候補に入れておいてよ。俺はすぐヤキモチ妬いたりしないからさ」

「残念。雫の彼氏は、未来永劫俺だけだから。中村の思い通りにはならないよ」

「千歳くん…!」

「未来永劫って。まあ、今回はさすがに悪かったって思ってるよ。だから今は引き下がっておく。…じゃあ、またね雫ちゃん」

去って行く中村くんの後ろ姿を、千歳くんは睨みつけている。

「ほんと油断も隙もない。雫は絶対渡さないから」

そう言って私を優しく抱きしめてくれる千歳くんにドキドキしながらも、ここが教室であることを思い出して離れる私なのだった。