学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

「それから雫ちゃんと話してないのか?」

「ああ。連絡もしてない」

「まあ、確かにそれは不安だし嫌な気持ちになるけど。雫ちゃんのことだから悪気は無いと思うなぁ」

「そう、だよな…」

もしも雫が中村のことが好きになったって言ってきたら、どうしよう。

手離したくない。離れたくない。

雫と一緒にいたい…。

「そんな思い詰めた顔したって仕方ないだろ?俺はもう一度話し合うべきだと思う」

そうだ。悩んで考えていたって答えは出ない。

ちゃんと話を聞くまでは、自分の中で完結させたくない。

「ありがとう。今から話して来る」

「ほんとその素直さと行動力が凄いわ。俺、教室戻ってるからな」

隼人と別れ、雫の教室へと向かった。

雫の姿を見つけることは出来なかったが、高森の姿を見つけ声を掛ける。

「雫は?」

「あれ、聞いてないの?雫、風邪引いて休みだって」

風邪…?

今日は連絡してなかったから、雫が風邪を引いたなんて事実さえも知らなかった。

ほんと俺、最低だなー。

「雫ちゃん、昨日彼氏に置いて行かれて雨の中帰ったんじゃない?可哀想に」

明らかに俺に敵意を向けてきている中村に煽られ、思わず握りしめた拳を堪える。

「そうかもな。……でも、おまえには関係ない」

「関係あるよ、雫ちゃんは俺の大切な子だし」