学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

「昨日、教室に忘れ物取りに行った時に見ちゃったんだよ」

「なにを?」

「雫が中村に抱きつかれてるところ」

俺の言葉に、飲んでいた牛乳を引っ掛けたらしい隼人が咳き込む。

「っ、は?」

「それで中村に問い詰めたら、雫が中村を庇ったんだよ。自分から話があるって言ったのって…」

雫が中村を庇うなんて、思いもしなかった。

しかも、2人きりなんて不安になるだろ?

「話してて、抱きつかれるってどんな状況だよって思ってイライラして、雫に八つ当たりしちゃった…」

改めて口にすると、自分に嫌悪する。

雫が悪いわけじゃない。

俺が勝手に不安になっただけなのに、雫を責めて怖がらせてしまった…。