学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

はっとした時にはもう遅かった。

雫は傷ついた顔している。

何やってるんだ、俺。

ただ不安だっただけなのに。

中村と一緒にいる姿を見る度に心が疼いていた。

苦しくて、悲しくて、羨ましくて…。

俺も雫と同じクラスがいいなんて子どものようなヤキモチを妬いて。

俺に構うな、なんて嘘にも程があるのに…。

でも、もうなんて声掛けていいか分からない。

逃げるように、俺はその場を後にしたー。