学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

その瞬間、目の前の男は信じられない言葉を口にする。

「なんだよ、ただのハグじゃん」

ただのハグ?

友達でも、異性に対してするものだろうか。

そんなわけがない。

「は?普通、女の子にこんなことしないだろ」

ましてやこいつは、雫によくちょっかいを掛けている男だ。

席も近くて話しているところを見ると、俺だってモヤモヤする。

そんな感情を見透かしたように、

「そんな独占欲丸出しじゃ、嫌われるんじゃない?」

中村にそう言われて余計に苛立ちが募る。

そんなこと、俺が1番分かっている。

分かっていても、不安になるんだよ…。