学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

「やっぱりキツいわね…」

相手は3年生の女子バスケ部の先輩がいて、一人目立っている。

動きが洗練されていて隙がない。

「8点差か…」

「雫ちゃん、もっとパスしても平気?」

「う、うん!もちろんだよ」

「おっけー。よし、ななめ45度博士頼んだよ!」

田中さんは、言った通り敵チームのボールをパスカットすると私にパスをしてきた。

ちょうどななめ45度。

ボールの狙いを定め打つ。

お願い、入って!

私の願いが通じたのか、ボールはゴールへと入った。