学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

昨日、俺が屋上に来ていなかったら、雫とは会えなかっただろう。

「私ね、恋したことないんだ…」

「え?」

「友達がよく恋バナしてるんだけど、私は聞くことしかできなくて。でも、いつかは自分もって思ってる」

まさか、雫も恋したことがないなんて。

勝手に親近感を抱いてしまう。

「…俺も、初恋もまだ。好きな人とか、よく分からない」

「そうなの!?…そっか。私たち、仲間だね!」

そう言って笑うに雫に、また胸が高鳴る。

雫を見ていると、心の奥底から何かが湧いてきて幸せな気持ちになる。

「…じゃあさ、俺と恋、してみない?」

「え?」

雫のことを独り占めしたいと思った。

自分のそばに、いて欲しいと思った。

「俺の彼女になってよ…」

「え…」

驚いて固まっている雫の目には、俺の赤くなった顔が映っていたー。