学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

「そういう隼人も、高森の前で負けたらヤバいんじゃないのか?」

「…うるせぇよ!千歳がいるなら負けないだろ」

「隼人、今日はおまえにいいところ譲ってやるよ」

「はあ?…おい!どういうことだよ」

絶対負けたくない。

俺は、今までのどの大会よりも強くそう思った。


ハーフタイムが開け、試合が再開した。

お互い一歩も譲らず、ゴールへとボールを運んではカットされ、また奪い返してはカットされの繰り返しだ。

そして、いよいよ勝負の時がきた。

柳川先輩がボールを持ち、スリーポイントの体勢を作った。

そして、そのままシュートを決める。

と思ったら、少し軌道がズレてボールを大きく弾き飛ばしてまった。

そのボールを俺は掴み取り、ゴールへと走る。

その間、隼人の方へ視線を向ける。

隼人は期待どおり、ゴールの直接上にいる。

こいつのポジションはスモールフォワード。

自分の得意な場所からゴールを決めてくれ。

隼人へとボールを託し、相手から奪われることなくボールは隼人の手におさまった。

そして、隼人はゴールへボールを放った。

そのままボールはゴールへ吸い込まれ、笛の音と同時に試合終了となったー。