学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

「よっ!」

「…はよ」

「なんだよ冷たいな」

俺は今緊張している。

隼人を構っている暇なんてないのだ。

「おい、どこ行くんだよ?」

「ちょっとな」

屋上の階段まで来て、心音がいつもより暴れ出す。

深呼吸をして扉を開けるとー。

そこには、やはり彼女がいた。

こちらを向くなり、笑顔で出迎えてくれた。

「千歳くん!ほんとに来たんだね!」

「そっちこそ」

「なんか不思議だね。昨日まで接点無かったのに、今こうして話しているなんて」

「ああ、確かにね」