詩音と久しぶりに触れ合った日以降、千尋は母親として詩音のもとを訪れているらしい。詩音は蓮には何も言わないけれど、ちらりと見えた手帳には『お母さん』といくつか書かれた文字が、少しずつ増えているようだった。
夏休みを迎えて、蓮は毎日のように詩音のもとを訪ねている。雛子も部活帰りに顔を出すことが多く、三人で過ごすことが増えた。
療法室でピアノを弾いたあと、詩音の病室でとりとめのない世間話をするのがいつもの流れ。時折、相馬が様子を見に来ると雛子がそわそわと落ち着きをなくすので、蓮と詩音はこっそり目を合わせて笑い、彼女のほのかな恋を応援している。
詩音に会う前に緊張するのは変わらないけれど、いつだって彼女は輝くような笑顔を浮かべて蓮を迎えてくれるから、こんな日々が続いていくのだと勝手に思い込んでいた。
そんな穏やかな日常は、突然崩れる。
夏休みを迎えて、蓮は毎日のように詩音のもとを訪ねている。雛子も部活帰りに顔を出すことが多く、三人で過ごすことが増えた。
療法室でピアノを弾いたあと、詩音の病室でとりとめのない世間話をするのがいつもの流れ。時折、相馬が様子を見に来ると雛子がそわそわと落ち着きをなくすので、蓮と詩音はこっそり目を合わせて笑い、彼女のほのかな恋を応援している。
詩音に会う前に緊張するのは変わらないけれど、いつだって彼女は輝くような笑顔を浮かべて蓮を迎えてくれるから、こんな日々が続いていくのだと勝手に思い込んでいた。
そんな穏やかな日常は、突然崩れる。

