あれから月日が経ち俺は今高2。
　

あと少しで夏休みが来る季節だ。


第一志望の高校に入学でき、早一年半ほどだ。

俺は学年順位を10位以内に維持しながら芸能活動をしているという過酷な日々を過ごしていた。

そろそろ将来のことを考えないといけないが今はそれどころではない。



仕事は土日とできるだけ平日が被らないよう、マネージャーの川口にお願いしている。

川口はなぜを俺がこの世界に入ったか、知っている。

「その和歌ちゃんと連絡が取れないのだから
考えずに生きるってのも辛いだろうな
道端でバッタリ会えたらいいね」


そう言ってくれた時は泣いてしまった。

俺は和歌が大好きだ。必ず、。




ちなみに楓もこの学校でサッカー部のマネージャーをしている。


結構モテモテだそうだ。
青春っていいなぁ、笑


楓がたまに和歌の話を教えてくれ、それを生きがいに過ごしていた。



楓が和歌に俺のことについて話すと大体




「元気にしてる？」と聞いてくるらしい。



楓が「元気だと思うよ！最近は仕事がかなり忙しそうだけど。」



と言うと和歌は「無理しないでねって伝えてね」と言うようだ。



その言葉だけで俺は今の仕事を頑張れた。