◇巧side◇ 「杉原先生ーっ!!!」 職員室の入口で俺を呼ぶ生徒。 「赤崎、どうしたんだ?そんなに慌てて。」 「先生、美里がバスケの練習中に足挫いちゃって。」 「わかった、急ごう。」 「はいっ。」 あいつ………大丈夫か??? 体育館に着くと赤崎は井上に駆け寄って何か話していた。 思ったより大丈夫そうだな。 俺は井上の所までいき、お姫様だっこをした。 「きゃあ!!!」