本当のことは言わないで

楽しい時間は早く過ぎて、もうそろそろバスへ戻らなければならない時間になった。

その時、里音と橘が何か二人で話していた。
その後里音が
「トイレに行ってくるから、星良たちは先にバスに戻っててね」と言いトイレへ行った。

橘と二人になる。

「瀧本って好きな人いないの?」
そう橘が訊いてきた。

里音にいろいろ言われたのでなんて答えようか悩んだ。

「う〜ん、わかんない(笑)」
「いや何それ、わからないって(笑)」
「恋なんてしたことないから、人を好きになるっていうのがよくわからない(笑)」
「そういうことね(笑)」

なんか気まずい空気が流れる。
何か話したいが、何を話していいかわからない。

その時橘が

「俺は瀧本のことが好きだよ」

「えっ⁉︎」

「瀧本のことが好きだから、俺と付き合ってほしい」