隣の席は、天邪鬼くん⁉

 私たちは旧体育館から退散して、近くの中庭のベンチへ。

 ……よかった。

 無事に、白瀬くんが帰ってきた。

 本当に……っ!

「よ、よかったよぉぉ~~~~!」

 緊張が解けて一気に安心したせいか、ぶわっと涙があふれて――

「な、なななな、なにすんだいきなり⁉ ちょ、なんで抱きついて……」

「わ、私のせいで、白瀬くん、死んじゃったらどうしようかと……っ!」

「し、死ぬわけねーだろ、あんなんで。つーか、は、早く離れろよ!」

 しばらく戸惑う声が頭上から聞こえていたけれど。

 その声は次第に、ぎこちなく背中をさすってくれる手に変わった。