菱田くんの背後にぬっとあらわれたのは……白瀬くんだった。
「はっ、いや、その……」
「用がないならさっさと去れ」
「はいぃぃっ!」
白瀬くんの圧に、ぴゅーっと去っていく菱田くん。
「あ、白瀬くん……」
「教室、戻るぞ」
白瀬くんは私の手を取って、いつの間にかできていた見物人の間を縫って教室まで連れて行ってくれた。
「あ、ありがとう」
「トイレって言ってたのに、なかなか戻ってこないから」
それだけ言って、またヘッドホンをつけようとする白瀬くんに。
「今朝はごめんね!」
私は頭を下げた。
「嫌な思いさせてごめんなさい。私、最初に白瀬くんの顔を見たときから、誰かに似てる気がするって思ってて。今朝は、気づけたのがうれしくて、つい……」
「……そんだけ?」
「それだけ、だけど……」
「……ヘンなやつ」
「ヘンって、失礼、な……」
言い返そうとした私の言葉は途中で途切れる。
白瀬くんが、ふっと笑ったんだ。
……白瀬くんの笑顔、破壊力がすごいよ……!
「はっ、いや、その……」
「用がないならさっさと去れ」
「はいぃぃっ!」
白瀬くんの圧に、ぴゅーっと去っていく菱田くん。
「あ、白瀬くん……」
「教室、戻るぞ」
白瀬くんは私の手を取って、いつの間にかできていた見物人の間を縫って教室まで連れて行ってくれた。
「あ、ありがとう」
「トイレって言ってたのに、なかなか戻ってこないから」
それだけ言って、またヘッドホンをつけようとする白瀬くんに。
「今朝はごめんね!」
私は頭を下げた。
「嫌な思いさせてごめんなさい。私、最初に白瀬くんの顔を見たときから、誰かに似てる気がするって思ってて。今朝は、気づけたのがうれしくて、つい……」
「……そんだけ?」
「それだけ、だけど……」
「……ヘンなやつ」
「ヘンって、失礼、な……」
言い返そうとした私の言葉は途中で途切れる。
白瀬くんが、ふっと笑ったんだ。
……白瀬くんの笑顔、破壊力がすごいよ……!



