隣の席は、天邪鬼くん⁉

 昼休み。

 私と白瀬くんは、気まずい空気のままだった。

 でも、だからと言って転校二日目の私には、教室の外で安全に食べられる場所を知っているわけもなく。

 白瀬くんの隣でもそもそとご飯を食べた私は、トイレ行ってくるね、と声をかけて逃げるように教室を出た。

 トイレに入ろうとした……ところで。

「え~、ほんとに女子いるじゃん。しかもかわいくね?」

 そんな声が聞こえてきて、私はびくっと肩を震わせた。

「きみ、転校生の子でしょ?」

「ええと、そうですけど……」

「やっぱりー! おれ、1-Cの菱田っていうんだけどさー」

「あの、私……」

「えー、どこいくのー? ちょっとくらい話してくれたっていいじゃん」

 こ、この人……。

 葛田先輩と違って悪意は感じないけど、全然開放してくれない!

 こういう人、苦手だよ~っ!

 そのとき。

「――おい、お前、黒崎と何話してんだよ」