隣の席は、天邪鬼くん⁉

「オレが、やさし~く、教えてあげるよ?」

「ひひっ、葛田さん、親切っすね」

 近づいてくる彼らに、あとずさりする。

「そんなに怖がらなくてもいいからさぁ。それにきみ、どうせ……抵抗なんて、できないでしょ」

 葛田、と呼ばれた先輩は、完全に私をなめきっている。

 ……しょうがない。

 新しい学校では、普通の女子高生として過ごしたかったのに。

 私は覚悟を決めて、ぎゅっと固めたこぶしを構える。

「ぼ、ぼこぼこになっても、知りませんから!」

「へー、きみ、強いんだ~! そっかそっかぁ、じゃあオレらも……覚悟しなきゃだなァっ!」

 ……もう。私、力加減わかんないんだからね!