時が経っても君を忘れない恋がしたい

こんな日常を誰が想像しただろう。

今すぐにでも日記に書き留めて永遠に覚えていたい。今日のことは絶対に忘れたくない。


「…恋人のフリのことなんだけどさ、ちょっとずつ始めない?」

「え?」

「まずはお互いの名前を呼び合うところから。及川くんが私に一目惚れしててゾッコン、っていう設定はやっぱり気恥ずかしいし、信憑性も低いから二人でカップルらしいことしていこうよ。任された彼女役、どうせやるなら全うしたいから」

「…わかった。よろしく、雫月」

「うん、よろしくね結弦!」


結弦と付き合うのはきっと大変だろう。

平穏だった日常が少しずつ変わってきている。

だけど、他でもない結弦のために私は彼女役を一ヶ月間、やり遂げてみせる!