時が経っても君を忘れない恋がしたい

「暇な女子ー!飲み物取り行こー」

「あ、私も行くー」


気まずいしここから一旦離れたかったため、ドリンクバーに向かうクラスメイトについていく。


「雫月はいいなぁ。あんなにかっこいい彼氏ゲットしちゃって」

「…へ?」

「本当だよ!でもなんか二人が付き合ってるって言われても、ピンとこないんだよね…。あ、悪口とかじゃなくて!ちょっとした疑問って感じなんだけど」

「それ、私もわかるー。なんか違和感あるよね」


…しまった。こっちもついてくるべきじゃなかったかも。


「あ、あははーそんなことないけどなぁ?まあたしかに私が及川くんと付き合うなんて、私も最近まで想像してなかったよ」


うまい言い訳も見つからず、適当に笑い流すことにする。

やっぱり及川くんが私にゾッコンという設定は考え直す必要があるな…。


そんなことを考えていると、彩美の小さな悲鳴が聞こえてきた。


「あ、ごっめーん。手が滑っちゃって」


大学生くらいの男の人二人組に謝られている彩美の胸元が、水をこぼされたのか濡れてしまっていた。