最期に幼なじみに会いにいく

と、焦っていると、

「お前……もしかして姫叶か……?」

「……え?な、なんで私の名前を……」

待って待って!?私小さい頃に死んで、今の今まで現世にいなかったんだよ!?なのになんで私の名前知ってるの!?

私がパニックになっていると、

「俺だ、紘也だ。覚えてないか……?小さい頃よく遊んだ……」

……え?

「ひろ、くん?」

「……!そうだ!久しぶりだな。」

「ひ、久しぶり……」

うそ!?もう再会しちゃった!?まだ心の準備出来てないのに〜!!

「どうしてここにきたんだ?」

「あ〜……えと、ここに戻ってきて……」

「……戻ってきたってことは引っ越してたのか?」

「そ、そう!!何も言わずにいなくなってごめんね……!」

嘘をつくのは心苦しいけど、許してください……!

「そうだったのか。いや、大丈夫だ。謝らないでくれ」

「あ、ありがとう!」

そんな会話をしていると、ひろくんはハッとした