最期に幼なじみに会いにいく

〜姫叶side〜

「お姉ちゃん!今度はこれしよー!」

「僕の方が先!!」

「こらこら。喧嘩しないの!順番ね」

そう言って私は笑った。まだ断ち切れていないところもあるかもしれないけど、子供たちと遊んだりしていると、泣かなくなっていた。

「今日も元気ねぇ」

「あ、神様。」

神様は笑いながらきた

「ほら、ご飯にしましょう!手を洗ってきなさい!」

「「はーい!」」

そう言って子供たちは手を洗いに行った

「もうあの時のことは吹っ切れたみたいね。ほら、あなたも手を洗ってきなさい!」

神様は笑顔でそう言った

「はい!!」

私はひろくんや、音寧ちゃん達といた時を思い出すと、泣きそうになる時がある。だけど、前を向いていこう。今はひとりじゃない、神様や子供たちがいる。だからもう大丈夫だ。これからもひろくん達のことを見守っていよう

そうして私はいつもの日常を楽しむのだった――