最期に幼なじみに会いにいく

そんな顔させるつもりじゃねぇのに……

「大丈夫だ、あと2日間楽しもう。な?」

俺は優しくそう言った。すると泣きそうな顔で、

「……うん!」

と言って笑った姫叶。

にしてもあと2日か……短いな

俺はどうしようもなく悔しかった。あの時突然いなくなった理由が知れたのはよかった。だが、姫叶がいなくなるという事実がどうしようもなく嫌だった。なぜなら――姫叶のことが昔から好きだったから。恋愛感情として。

っくそ!なんで!!

俺はイラついてるのを顔に出さないようにしていた

この気持ちはちゃんとタイミングを見て言おう。

俺はそう心に決めたのだった