最期に幼なじみに会いにいく

「あ……」

バレてたんだ、ひろくんには。でも、今言っていいのか……どうしよう……

「言いずらいなら言わなくていい。」

ひろくんはそう言った。でも、またあの時と同じようにまた突然いなくなってしまう。それだけは避けたかった。悩んでいると、

ピロンッ

『大事な事を言い忘れてたわ。残りの時間は2日よ。だから今日中に話すのがベストかもしれないわ』

……え?うそ……?

私はまた絶望した。

話さ、ないと、

「どうしたの!?顔色悪いわよ!?」

音寧ちゃんがそう言って心配そうにこちらを見ている。

「あ……えと……」

私は何を言えばいいのかわからなかった。ただひとつ、分かるのは――今、話さないといけないこと。

よし……話さないと……頑張れ自分……

「あの、話があるの。真剣な話。」

私はそう言って話を切り出した