最期に幼なじみに会いにいく

ひろくんの言葉にショックを受けていた頃瑠伊くんがそういった。私はそれに共感していると、

「……すまない、姫叶。そんなつもりはないんだ」

と、必死に弁明していた

何をそんなに必死になってんだろ?

「大丈夫だよ!気にしてないし!」

「そうか、ありがとう。じゃ倉庫の説明するな」

「お願いします!」
私はそう言って微笑んだ

「まず、倉庫っていうのは簡単に言えば俺達の溜まり場だな。下っ端が沢山いる」

へぇ〜!そんな所があるんだ〜!!

「そうなんだ!!教えてくれてありがとう!」

私はお礼を言った

「いや、お礼を言われるような事じゃねぇよ」

そう言って微笑んだひろくん。

「なんか……姫叶ちゃんといると、紘也の見たことの無い一面がみれるね……」

「……」

……?見たことの無い一面?

私は疑問に思いながら、

「ねぇ!ひろくん!倉庫行ってみたいな」

「だめだ」

私は行ってみたい思いを伝えると却下された。しかも即答で

「な、なんで?」