最期に幼なじみに会いにいく




俺、今、姫叶と手を握ってる……

俺は幸福感に満たされた。当たり前だ、好きな女に触れているんだから。

まさかこんな形で再会するとは……

さっきの出来事を思い出しそう思った

そういえば……なんであの時、急に消えたんだ……?

俺はずっと不思議に思っていた。姫叶は律儀だから一言言うと思っていた。だからずっと謎に思っていた

俺から聞き出すのもあれだしな……言ってくれるのを待つか

俺は、無理矢理聞き出すのは違うなと思い姫叶が言うまで待つことにした

♢屋上にて♢

「じゃあ!まず自己紹介!僕からね!!僕は、水無瀬瑠伊!よろしく!」

「次俺ね。俺は明屋月季。月季でいいよ。よろしくね」

「……緑川結兎」

「一応自己紹介しとく。久城紘也。よろしくな」

「最後は私ね!七瀬音寧よ。音寧でいいわ。よろしくね」

俺たちの一通りの自己紹介が終わった

「えっと、空里姫叶です!よろしくお願いします!」