違和感を覚えたのは、最近になってからだった。
バイト帰りの夜道を歩いていると、後をつけられているような感じがするのだ。
..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚
「え! なにそれやばくない?」
バイトから帰る前、ねねさんに相談するとすぐに彼女はそう言った。
「うーん、ただの思い過ごしだと思うんですけどねぇ」
「でもでも! なんかあってからじゃ遅いんだし、ちょっとでも変だなって思ったら言うんだよ? ほら、ちょっと前にも出禁になった人もいるじゃん」
そう言われて、私の頭の中には1人の客の顔が浮かんだ。
..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚
それは、1月ほど前のことだった。
お客さんの前に料理を置いて、テーブルを離れようとしたときにお客さんに呼び止められた。
「ねぇねぇ、さくらちゃん」
「なんですかー?」
「連絡先、交換しようよ」
「ご主人様、私たちメイドはご主人様との連絡先交換はできないんですよー」
すみません、と頭を下げて、もう一度テーブルを離れようとしたときだった。
バイト帰りの夜道を歩いていると、後をつけられているような感じがするのだ。
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「え! なにそれやばくない?」
バイトから帰る前、ねねさんに相談するとすぐに彼女はそう言った。
「うーん、ただの思い過ごしだと思うんですけどねぇ」
「でもでも! なんかあってからじゃ遅いんだし、ちょっとでも変だなって思ったら言うんだよ? ほら、ちょっと前にも出禁になった人もいるじゃん」
そう言われて、私の頭の中には1人の客の顔が浮かんだ。
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それは、1月ほど前のことだった。
お客さんの前に料理を置いて、テーブルを離れようとしたときにお客さんに呼び止められた。
「ねぇねぇ、さくらちゃん」
「なんですかー?」
「連絡先、交換しようよ」
「ご主人様、私たちメイドはご主人様との連絡先交換はできないんですよー」
すみません、と頭を下げて、もう一度テーブルを離れようとしたときだった。

