もう、耐えられない...。
私は、蒼空達の声がどんどん大きくなっていくのと同時に教室から飛び出した。
頭が今にもパンクしそうで、訳も分からず涙が出てきそうだった。
私は、この地獄のような学校から逃げ出すために、無我夢中で走り続けた。
もういっそのこと、この世界からも逃げ出してしまいたかった。
なんでこんなことにならないといけないの?なんでこんな思いをしないといけないの?
辛い。どうしようもないぐらいに辛い。
もう、死んでしまいたかった。生きたくなかった。
天国にいったら、楽になれるの?でも、こんな私は天国になんかいけないか。
ねぇ、どうしてみんなは私を苦しませるの?なんで生きてるだけでいじめられないといけないの?
なんでよ。おかしいよ。だれか、この気持ちを分かって。助けて...。
世界が、グシャグシャに歪んで見える。こんなにも理不尽な世の中で、どうやって生きていけばいいの?



