私は今日も、そらを見上げる。


前までは、うるさくて嫌なお母さんだと思ってたけど、本当はそうじゃなかった。だれよりも私のことを考えてくれていて、考えすぎて自分を咎めちゃうぐらい優しいお母さんだった。

「私も、なんでこんなに怒るんだろうって思ってたし、限界がきそうで自分を責めてたこともあった。でも、心の底ではもっとちゃんとお母さんと仲良くしたいと思ってた」

昔みたいに、時間を共有したかった。

「そうなのね...」

「うん。だから、お母さん、そんなに自分を責めないでよ。ネガティヴにならないで」

お母さんはきっと、自分を非難しすぎなんだと思う。
「そうね...。でも、美雲もね?」

「えっ?」

私も?いや、そう...か。

「美雲だって、気付いてないうちに自分を追い込んでるんじゃない?」

確かに、お母さんの言う通りだ。

我慢の限界で、感情が爆発したときもそうだった。私はつい、知らず知らずのうちに溜め込んでしまう癖がある。

「我慢もほどほどに。なんだか、お母さんと美雲って、案外似てるのね」

ふ、と息が漏れる。

「うん...」

やっぱり、私たちは同じ血が流れている家族なんだ。